――想像してみてください。
もしもこの世にペットサロンがひとつしかなかったら。
もしそうなれば、顧客は完全独占状態。
他に選択肢がないのであれば否が応でもお店の繁盛は約束されるでしょう。
ただし、現実は違います。
ペットサロンは今もなお増え続けており、2014年のデータでもすでに全国で5万軒を超えています。
では、この現実の中で「たったひとつのペットサロン」になるにはどうしたらいいでしょう?
マイクロバブル? 炭酸泉? ペットホテルや撮影サービス?
いまやどれもありふれています。
そして、一見目新しいものが見つかったとしても、この消費社会ではすぐに埋もれてしまうでしょう。
しかし、そんな消費社会の中、唯一ずっと変わらないものがあります。
それは「人」。
どれだけIT化が進んでも、ペットサロンには今も変わらず「人」がいます。
そして、大切な家族である犬を預けてくれるお客様も「人」です。
昨今トレンドとなっているSNS活用も、「人」となりを知ってもらうための一形態に過ぎません。